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さも観たかのような映画レビュー
巷のレビューサイトを要約&集計。集計したレビューを 「Good!」 と 「No good」 に分けて掲載
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『SUPER8/スーパーエイト』 映画レビュー
『 SUPER8/スーパーエイト 』 (2011)

 
監  督 :J・J・エイブラムス
キャスト :ジョエル・コートニー、エル・ファニング、カイル・チャンドラー、
ライリー・グリフィス、ライアン・リー、ガブリエル・バッソ、
ザック・ミルズ、ロン・エルダード、アマンダ・ミハルカ
 スティーヴン・スピルバーグが製作を務め、J・J・エイブラムスがメガホンを取ったSF大作。アメリカで実際に起きた事故を下敷きに、少年たちがその真実を暴いていく冒険と成長を描く。『キングダム/見えざる敵』のカイル・チャンドラー、『SOMEWHERE』のエル・ファニングなどが出演。
 1979年。仲間たちとの8mm映画作りに没頭していたジョーは、貨物列車が炎上する大事故を目撃する。それを皮切りに、町で不可解な事件が続発。行方不明者が何人も現れ始め、事態はどんどん深刻になっていく。
SUPER8/スーパーエイト                                   
 

Good!

スーパー8とは、大昔にあったコダックフィルム社の8mmフィルムのこと。これまでのスピルバーグSF映画の延長線上に位置する映画だと思います。子供から大人まで楽しめる、少年時代を思い出せる作品。

カーアクションや銃撃戦などのハリウッドらしいシーンも織り交ぜつつ、古きよきアメリカの60年代を感じさせる雰囲気が良い。エンディングロールの後に流れる、少年たちのミニ映画が最高。

予定調和の展開なのだが、この映画は敢えてそこを楽しむ作品だと思う。子役たちの演技も光っていて、人間模様もとても魅力的。

エル・ファニングの可愛さが抜群。近年まれに見る魅力的を持った役者だと思う。良くも悪くも彼女の印象が最も強く、非常に将来が楽しみな女優。

ちょっとダークなグーニーズといった感じ。少年達の会話が楽しく、映像と音響の迫力は大掛かりなアトラクションっぽくて面白い。多感な少年に観てもらいたいかも。

愛くるしい子供達がキャッキャと危機を潜り抜けていく一方、どうでもいい脇役の大人たちはゴミのように死んでいく。この理不尽が逆に良い。映画好き達のツボを理解し尽くしたスピルバーグの「お前らこんなん好きやろ?」というドヤ顔が目に浮かぶようだ。

この映画でエイブラムスは、スピルバーグを超えたのだと革新した。この監督は光の使い方が本当に巧い。子供向けモンスター映画としては、過去最高の出来ではないだろうか。

凄いこと、不思議なことを、自分たちでやってみたい、撮ってみたい……劇中の子供たちのそんな思いは、謂わば映画というものの原点と言える。好奇心とチャレンジ精神がダイレクトに伝わってきて、「映画は面白いのだ」という基本理念を再認識させられた。

家族愛、友情、恋愛、ミステリーなど、様々なテーマが詰め込まれたお得な映画。中でも家族愛が強くクローズアップされていて、娯楽性も文句なし。間違いなく名作です。

最も評価したいのは、少年たちの瞳の演技。 8ミリ映画の製作に励む瞳、人間関係に悩む瞳、初めての恋をする瞳、得体の知れない恐怖に怯える瞳……目の前で起こる様々な出来事に対し、純粋な感情を見せる「瞳の光」が今作の一番の魅力的だと思う。


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No good

ド迫力のCGシーンがメインになっていて、ストーリーの印象は薄いです。モンスター映画だと思って観ると肩透かしを食らうので、注意が必要。

JJエイブラハムスは良い監督なのだが、難を言えば後世に残るような作品が未だ一つもないのがスピルバーグとの大きな違い。本作も『ET』や『スタンド・バイ・ミー』の域にはまだまだ達しておらず、今後の飛躍を期待したい。

いくら怖いもの知らずの子供たちでも、戦車とか砲撃の只中を駆け回るのは少し荒唐無稽すぎて醒めてしまう。列車事故で誰一人怪我せずに逃げ切れたのも都合が良すぎるし……まぁ、あまりシリアスに観る映画ではないのだろうけど。

傷を負った少年とエイリアンの、二つの心がシンクロするシーンが山場だったはずなのだが、そこが単なる少年が危機を乗り越えたシーンにしか見えなかったのは致命的。エイリアンのストーリー上の存在意義が、一気に薄れてしまった。

80年代のSF映画を観てきた者にノスタルジーを抱かせる作りは嬉しい。ただ、それ故にハードルが上がってしまった印象がある。決して悪い映画ではないのだが、過去の大作たちと比較するとどうしても見劣りが……。

人を殺して食べてしまうような、同情の余地のないエイリアンにしたのはマズかった。そんなエイリアンと心を通わせ、笑顔で見送り、母親の形見をすんなり手放してしまう少年に首を捻らざるを得ない。

後半まで全貌が分からない宇宙人は、正体を見せた途端にろくな説明もないまま宇宙に帰っていく。2時間では複線の回収は不可能だったか。映像には目を見張るものがあるが、そもそもエイブラムス監督にジュブナイル映画は無理だったのかもしれない。

どこかで観たことのある映画が幾つも合わさり、どこかで観たことのあるストーリーが出来上がったという感じ。「映画」そのものに対する愛は伝わってくるのだが……。

聞き分けが悪い割に、米軍やFBIよりも捜査能力の高いガキたちが小憎たらしい。ファミリー向けにしては残酷すぎるし、大人にしては物足りない大雑把なストーリーだし、狙いの客層がさっぱり分からない。こんな映画を撮る必要があったのだろうか?

最近の乱心したスピルバーグを総指揮に引っ張ってきたのは、完全な失敗。過去の栄光である『ET』や『未知との遭遇』等の使い古された手法で、映画ファンを喜ばせられると勘違いしているようだ。ファンを舐め切った出涸らしジジイに心底失望した。


【関連作品】
『M:i:III』 (J・J・エイブラムス監督)
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 (エル・ファニング出演)
『地球が静止する日』 (カイル・チャンドラー出演)
『キング・コング』2005年 (カイル・チャンドラー出演)




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