『 アバター 』 (2009)
監 督 : ジェームズ・キャメロン キャスト : サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーバー、 スティーブン・ラング、ミシェル・ロドリゲス、 ジョエル・デヴィッド・ムーア、 ジョヴァンニ・リビージ、 ウェス・ステューディ、CCH・パウンダー、 ラズ・アロンソ 『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が12年ぶりに発表した、構想14年、製作4年をかけたSFアドベンチャー。『ターミネーター4』のサム・ワーシントン、『スター・トレック』のゾーイ・サルダナ、『エイリアン』シリーズのシガニー・ウィーバーらが贈る、最先端デジタル3Dを駆使した迫力満点の超大作。 惑星パンドラへとやってきた元海兵隊員ジェイクは、自らの分身「アバター」を操り、先住民ナヴィ族と交流する。ナヴィの少女ネイティリと出会い、心を通わせるうちに、ジェイクの胸にプロジェクトへの疑問が芽生えていく。
Good! ・ 3Dと2Dどっちで観ても楽しめる、「とうとう映画はここまで来たのか」と思わせてくれる作品。俳優たちの動きをCGのキャラクターに反映させてしまうなんて、まさにアバター!
・ 傲慢になり過ぎた人間が、神や自然界から天罰を食らう系のストーリー。「ありきたり」、「ベタ」という声もあるだろうが、こういった綺麗事は心のどこかに持っているべきだ。人の普遍的な心を描いた作品。
・ 過去に経験がないくらいの視覚的ショックをガンガン受け、映像美と斬新さに脳がチカチカし、「目で感じるアミューズメントパークのアトラクション」的興奮にアドレナリン出まくりでした。
・ 『ナウシカ』『ラピュタ』『ワンピース』の世界が実写になった感じです。
・ 初めて戦争のシーンを美しいと思った。単なる映像や色彩の美しさだけでは、これほど感動することはない。ジェームズ・キャメロンの才能が、映像の美しさを何倍にも増幅させているように感じた。ストーリーに関して批判の声もあるが、映画とはエンターテイメント。一部の批評家よりも大多数の観客を感動させるべきものだ。
・ 確かに世界観が宮崎アニメに似ているけど、それをマイナスには感じませんでした。最初に見たときは不気味に思えた青い体のネイティリも、CGとは思えないほどの表情の豊かさと真っ直ぐなキャラクターをしていて、問題なく愛着が持て、感情移入できます。
・ 停滞した映画界を90度変えるくらいの圧倒的な衝撃。ただ唖然と、口を開けて激流に晒され続ける162分。まさに映画史の変わった瞬間。「観客を楽しませたい」という気概もここまで来ると狂気の沙汰だ。
・ 内容がああも古典的単純ストーリーになってしまったのは、おそらくこの映画が「3D映画の今後」を担った、万が一にも興行的失敗の許されない作品だったからでしょう。複雑な設定、ストーリーを嫌う「大衆」を考えての、やむを得ない結果だったのだと思います。
・ ひとえに映像の素晴らしさに尽きる。物語性に期待してはいけない。原住民への侵略行為を示唆するような本作が、アメリカで大ヒットしたというのは興味深い。人間の悪いところ、いいところを改めて教えられます。ナヴィ族になりたい(笑)。
・ 今を生きる映画ファンなら必ず観るべき、映画史上に残るエポックメイキングな作品です。ジブリがアニメーションという手段を用いて訴えているテーマを、ジェームズ・キャメロンは3Dと緻密なCGを用いて描いてみせた。
DVD DVD & Blu-ray DVD Blu-ray
No good
・ 劇場での3D体験というアトラクション的な感覚で観るにはいい作品だと思いますが、DVDで観たいとは思わないです。とりあえず、3D映画を見たことが無い人にはお勧めできるでしょうか。
・ これ、単なる戦争肯定映画? ストーリーが無茶苦茶すぎて爆笑してしまった。とにかく突っ込みどころ満載なので、そういう視点で観れば楽しめるかもね。
・ キャメロン監督にとって、「映画=映像」なのでしょうか。そして、「良い作品=興行成績=懐に入るお金」なのでしょうか。
・ 人間による侵略の動機付けが曖昧。また、ナヴィ族は英語を話すという設定はいかがなものか。地球の裏側から遠隔操作で爆撃する時代に、わざわざ突撃する必要はないだろう。そんなの説得力のなさを「3D映像で満足してください」と言うなら、それは映画を冒涜している。
・ 技術的に凄い映像が撮れるようになったからといって、凄い映画ができるわけではないことを証明してしまった作品。映画は技術進歩のみで撮るものじゃない。
・ 腹が立つくらいに安っぽいストーリー。人間がネイティブを食い荒らし、それを人間が救う…結局「俺ら最高!」と言いたいだけの、非常に胸糞の悪い作品。
・ 姿をナヴィにしなければならない必然性が無い。黒人と交渉するときに顔に墨を塗ってパンチパーマのヅラで行く奴はいないだろう。なのにこの映画ではそれがキーポイントとなっているので、なんともピンボケな印象。
・ TVでよくあるような、世界の僻地の原住民と数日ほど生活して、何だか分かった様な気になって涙でお別れみたいな、薄っぺらドラマだった。
・ アメリカ的な文化土壌が明確に現れたシナリオに、日本アニメ文化の創造美を拝借して未来志向の技術でまとめてみました、という感じ。シナリオでうなりたい人はガッカリ、映像でたのしみたい人は大満足。
・ 行き当たりばったりのご都合主義の脚本に嫌気が差した。やたらと白黒をつけたがり、一方的な正義を振りかざすアメリカ人特有の気質には失笑するほかない。
【関連作品】 『タイタニック』 (ジェームズ・キャメロン監督) 『トゥルーライズ』 (ジェームズ・キャメロン監督) 『ターミネーター2』 (ジェームズ・キャメロン監督) 『アビス』 (ジェームズ・キャメロン監督) 『エイリアン2』 (ジェームズ・キャメロン監督) 『ターミネーター』 (ジェームズ・キャメロン監督) 『殺人魚フライングキラー』 (ジェームズ・キャメロン監督) 『タイタンの戦い 』2010年 (サム・ワーシントン主演) 『ターミネーター4 』 (サム・ワーシントン出演) 『スター・トレック』2009年 (ゾーイ・サルダナ出演) 『ターミナル』 (ゾーイ・サルダナ出演) 『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』 (ゾーイ・サルダナ出演) 『ギャラクシー・クエスト』 (シガーニー・ウィーバー出演) 『アイス・ストーム』 (シガーニー・ウィーバー出演) 『デーヴ』 (シガーニー・ウィーバー出演) 『愛は霧のかなたに』 (シガーニー・ウィーバー主演) 『ワーキング・ガール』 (シガーニー・ウィーバー出演) 『ゴーストバスターズ』 (シガーニー・ウィーバー出演) 『エイリアン』 (シガーニー・ウィーバー出演) 『ヤギと男と男と壁と 』 (スティーヴン・ラング出演) 『パブリック・エネミーズ』 (スティーヴン・ラング出演) 『沈黙の断崖』 (スティーヴン・ラング出演) 『ハード・ウェイ』 (スティーヴン・ラング出演) 『S.W.A.T.』 (ミシェル・ロドリゲス出演) 『バイオハザード』 (ミシェル・ロドリゲス出演) 『ワイルドスピード』 (ミシェル・ロドリゲス出演)
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画