『 噂のモーガン夫妻 』 (2009)
監 督 : マーク・ローレンス キャスト : ヒュー・グラント、サラ・ジェシカ・パーカー、サム・エリオット、 メアリー・スティーンバージェン、エリザベス・モス、マイケル・ケリー、 ウィルフォード・ブリムリー、セス・ギリアム、ケヴィン・ブラウン、 スティーヴン・ボイヤー 『セックス・アンド・ザ・シティ』のサラ・ジェシカ・パーカーと、『ラブ・アクチュアリー』のヒュー・グラントの共演で贈る大人向けロマンティック・コメディ。監督は『ラブソングができるまで』などのラブコメを得意とするマーク・ローレンス。チャーミングな主演二人が演じる理想のカップルぶりと、ひねりの効いた物語に夢中になる。 弁護士のポール(グラント)と不動産業者のメリー(パーカー)のモーガン夫妻は、誰もが羨むセレブカップルだった。だがある日、ポールの浮気が発覚してしまい夫妻の仲は急速に冷めていく。そんなとき二人は偶然殺人事件現場に遭遇し……。
Good!
・ 脚本がとてもシンプル。人間や社会の本来あるべき姿が描かれています。観ていてホッとします。変に奇をてらってこねくり回すよりいいですね。状況変化に連動した二人の心境の変化もよく表現されていて、楽しい時間を過ごすことができました。
・ 昨今、女性はスッキリするけど男性はいたたまれなくなる作品が多いなか、今作は、女性も男性も、気持ちよく劇場をあとにできるでしょう。
・ ラブコメは都会を舞台にしたもの多いですよね。でもこれは田舎が舞台。新鮮な気持ちで観ることができました。都会と田舎を比べることもできて、本当のアメリカを見れた感じがします。
・ 熊が出てくる場面やライフルの練習シーンは可笑しくてたまりません。たかがビンゴゲームを夫妻そろって大はしゃぎする微笑ましさも印象に残ります。良作の映画だと思います。
・ 脇役たちはなかなかの好演。特にウィーラー夫妻とルーシーという女の子が気になりました。
・ アメリカの田舎町と大自然の素晴らしさ。日本人が忘れかけている挨拶。出会った人とすぐ知り合いになれるフランクさ。
・ 観終わった後になんだか笑顔になっちゃうような映画です。主演二人の演技が自然で、何より安心して見れたのが良かったです。
・ 期待通りの軽いタッチの恋愛コメディ! 所々に小さな笑いあり、思わず吹き出しちゃうシーンありで、心がホンワカ温かくなりました。日本だと深刻になりがちな題材も、この夫婦だとこういう展開になるんだあ……素敵だなあ……って思いました。
・ 笑えるポイントが沢山用意されている良作。シーンをベイシティ・ローラーズ、クイーン、ジョージ・ハリスンと懐かしいミュージックが彩ります。
・ 主人公のふたりが保護される田舎町がとても素敵。保守的な町なんだけど、ふたりがとけ込んでいくようすが描かれていて、やさしさにあふれています。
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No good
・ 主人公たちの抱える事情や状況、それらが転がり行き着く先までの全てにおいて別段工夫も面白味も無く、これといって興味の湧かない映画だった。はっきり言ってしまうと、近年多く見られる熟年層の恋愛を描くという流行りに乗っかっただけの作品に思えてしかたがない。
・ もうひと捻りほしいと思う箇所や不足を感じるシーンが多い。脚本の最終稿より削られてる印象が強い。あと10分長くして不足分を加えてくれればなお良い評価になったであろう。
・ サラ・ジェシカ・パーカーにこだわる旦那の気持ちが、理解できなかった……。言い方は悪いですが、あれくらいの女性ならいくらでもいると思います。コメディ映画にしては大きな笑い所が少なすぎ。見ごたえに欠けました。
・ 笑い的要素の中で、アメリカ地元的または英語的言葉遊びネタとかがあったので、そこは爆笑した人と、笑えなかった人と、分かれるところかも知れません。
・ ヒュー・グラントが好きなので観ましたが、私の観たグラント出演映画の中で最も面白くない映画でした。理由はサラ・ジェシカ・パーカーにあると思います。ヒロインがあの顔では観客としては感情移入し辛いです。顔の可愛い女優さんを選んでくれればよかったのに。
・ 間抜け過ぎる殺し屋には参った。コメディなのは理解しているけど、もう少しハラハラさせて欲しい。それと町の住人がもっと活躍するのを見たかった。牛舎での保安官と妻の会話はなかなか良かったと思う。
・ 悪い意味で驚きました。これ程くだらない映画だとは思わなかったので。期待して観たのに……。これ、主演があの2人でなかったら映画館で上映される事もなかったんじゃないだろうか?
・ 字幕だと、やたらセリフが長い。翻訳の方が馴染みない方だったのかもしれません。
・ 夫婦の会話が退屈。これと言って夫婦ならではの苦悩もなく、予定調和に話は進み、ひどいラストが待っている。2時間かけてテレビドラマを見せられた感じ。
・ いくらコメディとはいえ、最低限の緊張感は入れて欲しいです。加えてサラのキーキーした感じ、ヒューのオタオタした感じ、どちらも過去に何度も見たし、疲れました。特にどうってことのない作品。
【関連作品】 『ラブソングができるまで』 (マーク・ローレンス監督、ヒュー・グラント主演) 『デンジャラス・ビューティー』 (マーク・ローレンス製作総指揮) 『ラブ・アクチュアリー』 (ヒュー・グラント主演) 『アバウト・ア・ボーイ』 (ヒュー・グラント主演) 『ブリジット・ジョーンズの日記』 (ヒュー・グラント出演) 『ノッティングヒルの恋人』 (ヒュー・グラント主演) 『フォー・ウェディング』 (ヒュー・グラント主演) 『モーリス』 (ヒュー・グラント出演) 『セックス・アンド・ザ・シティ』 (サラ・ジェシカ・パーカー主演) 『マーズ・アタック!』 (サラ・ジェシカ・パーカー出演) 『エド・ウッド』 (サラ・ジェシカ・パーカー出演) 『スリー・リバーズ』 (サラ・ジェシカ・パーカー出演) 『フットルース』 (サラ・ジェシカ・パーカー出演) 『ワンス・アンド・フォーエバー』 (サム・エリオット出演) 『フォー・クリスマス』 (メアリー・スティーンバージェン出演) 『フィラデルフィア』 (メアリー・スティーンバージェン出演) 『バックマン家の人々』 (メアリー・スティーンバージェン出演) 『八月の鯨』 (メアリー・スティーンバージェン出演) 『ザ・ファーム 法律事務所』 (ウィルフォード・ブリムリー出演) 『コクーン』 (ウィルフォード・ブリムリー出演) 『遊星からの物体X』 (ウィルフォード・ブリムリー出演) 『ワイオミング』 (ワイオミング関連) 『鉄路の弾痕』 (ワイオミング関連) 『ワイオミングの緑草』 (ワイオミング関連)
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画