『 塔の上のラプンツェル 』 (2010)
監 督 : | バイロン・ハワード、ネイサン・グレノ | キャスト : | マンディ・ムーア、ザッカリー・リーヴァイ、ドナ・マーフィ、 ブラッド・ギャレット、 ロン・パールマン、ジェフリー・タンバー、 M・C・ゲイニー、 ポール・F・トプキンス、リチャード・キール、 デラニー・ローズ・スタイン | ディズニー・クラシックス第50作目であり、初の「3Dで描かれるプリンセスストーリー」。原作はグリム童話の『ラプンツェル(髪長姫)』。ラプンツェルを主人公に、自由自在に操れる驚くほど長い彼女の“魔法の髪”に秘められた謎と旅を描くアドベンチャー・アニメーション。 深い森に囲まれた高い塔に幽閉され、母親以外の誰とも顔を合わせずに18年を過ごしてきた少女ラプンツェル。ある日、大泥棒フリンが塔に侵入したことから、ラプンツェルは彼とともに外界への冒険の旅を始めることに……。 |
Good! ・映像の美しさは本当に素晴らしく、ディズニーの本気を感じられました。物語は単純ですが胸躍る展開に終始釘付け。女子の心をぐっと掴む要素も盛り込まれています。ディズニーの原点回帰作といえるのではないでしょうか。 ・3Dの効果が発揮されていて、まるでディズニーランドのアトラクションに居るかのようでした。ストーリーも良く、エンディングを迎えるのがとても惜しい気持ちになりました。 ・興味深いキャラクターがたくさん出ていて、それぞれがちゃんと持ち場面を用意されています。テンポのよいスティービーな展開、そしてドキドキとユーモアの融合。大人も子供も楽しめる快作です。 ・時々不安な表情で人間味をふんだんに表現してくれるラプンツェルが大好きになりました。ディズニーは本当に夢を見させてくれますよね。人に対する真摯な気持ちが作品に乗り移っています。ディズニーワールド全開。 ・ストーリーを原作から少し変えてあり、大人も楽しめるようになっています。奇をてらった演出はありませんが感動を与えてくれました。良作です。 ・ランタンのシーンは感激の一言。これぞまさしく3Dのための映像で、ディズニーのアイデンティティが凝縮されていると言っても過言ではありません。ラプンツェル、そして両親の気持ちとシンクロします。感動間違いなし! ・ラプンツェルは表情豊かで親しみやすく、とても可愛らしくて微笑ましかった。ストーリーは、夢・愛・アドベンチャー・ユーモアと、とにかくバランスがいい。正統派のディズニーアニメ。 ・ディズニーが得意としている王道の「プリンセスストーリー」です。近年のディズニーに首をかしげていた方もこの作品だけは観ていただきたいです。 ・この作品にみられる、人物や動物にみられる丁寧な表情描写。これはCGの技術によって得られたものではありません。これこそ他のアニメスタジオの追随を許さないディズニーの描画センスです。まばたきや二度見のタイミングはまさにパーフェクト。 ・ユニークな動物キャラ達が出てくるのですが、言葉を一切発しない。話すことができないため表情や行動で感情を表します。これがまたいい!
CD 書籍 人形 クリアファイル No good
・ミュージカルなので、やはり吹替版は英語版と比べて見劣りします。音楽部分が不自然。ただし中川翔子のセリフはうまかった。 ・3Dの作品で字幕とキャラクターの両方を追うのはすごく疲れる。せっかく色彩が綺麗なのに、3Dメガネの暗さがそれを台無しにしてしまう。 ・老婆の顔の怖さが絶妙。小さいお子さんは怖いと思うかも。物語も改変されてるのでやや難しいです。 ・17年間一緒に過ごしたゴーテルとのドラマをもっと掘り下げてほしかった。どうしてああいう結末になったのかも不明。気持ちが急変したとしてもあんな感じになるものかな。 ・ミュージカルなのに印象に残らない歌が多かった。楽曲に関してはディズニーファンの間で語り継がれることはないと思います。 ・原作とは別物と考えてもらったほうがいいかもしれません。ラプンツェルが現代風少女で、王子様が軽くてチャラいチンピラ風コソ泥。 ・改心というテーマを描ききれなかったのは、ディズニーにしては手抜きではないでしょうか。そこを描くと確かに冗長感が生じたかもしれませんが、とても大切なことだと思うので。 ・それほど良いという印象は受けませんでした。感動も笑いもそこそこといったところでしょうか。 ・吹き替えを観てしまったので違和感が気になってしょうがなかった。吹き替えだとどうしても韻を踏む部分が表現しきれない。 ・恋の成り行きがよく分からなかった。どうして恋に落ちちゃったの…?
【関連作品】 『アメリカン・ドリームズ』 (マンディ・ムーア出演) 『レーシング・ストライプス』 (マンディ・ムーア声) 『ラブソングができるまで』 (ブラッド・ギャレット出演) 『キャスパー』 (ブラッド・ギャレット声) 『エイリアン4』 (ロン・パールマン出演) 『D.N.A./ドクターモローの島』 (ロン・パールマン出演)
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画
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